学校における教育活動・教育課題について,①教科の実践研究や授業改善,②学級経営(若手先生向けの学級づくりなど),③今日的教育課題(小中連携など)の視点から,毎年10ほどの委員会がテーマを立てて研究・開発を行い,年度末に研究報告書としてまとめています。
A4 判,毎年3〜4 月発行
発行 | 随時 |
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対象 | 小学校・中学校の先生方など |
公開日:2019年3月30日
本研究では新学習指導要領の趣旨に沿って,新たな体育の方向性を示すとともに,日々の体育の授業において,子供たちが「楽しく学び,次の時間を楽しみにする」ように授業が終わることを期待して,「誰もが待ち望み楽しみにするような体育の授業」の指導の在り方について追究していくこととする。また,若手教員が多くなった実態を踏まえ,体育の指導者のさらなる指導力向上を願って,体育指導の基本的な指導スキルや情報など,資料の提供をしていきたい。(東研研究報告書No.311)
公開日:2019年3月29日
研究の2年目である今年度の研究は,生活科を核としながら幼児教育から3年生の総合的な学習までを見通した資質・能力の円滑な接続を図るために,『具体的な資質・能力』を明らかにすることを手立てとして研究を進めてきた。このことにより,現場における「どのような手だてを講ずることが新学習指導要領が期待する生活科と総合的な学習の時間で培われる資質や能力の育成につながるのだろうか」「教師は,子供の資質・能力の育ちをどのように見取り支援に生かせばよいのだろうか」という疑問に応えられるような,日頃の指導に役立つ実践的な研究に努めた。(東研研究報告書No.310)
公開日:2019年3月28日
今年度、本研究委員会では、小中一貫教育の有効性について、カリキュラムの編成実施、教育指導体制や指導方法の改善等の視点から広く全国に目を向け、調査研究を進めた。また、小中一貫教育への転換は、学校の枠組みの変更が伴うため、当然のごとく、各市町村の教育委員会の行政判断の下に進められている。そこで、本年度は、小中一貫教育への転換を図った教育委員会の施策展開についても報告書に紹介することとした。(東研研究報告書No.309)
公開日:2019年3月27日
教職員の「働き方改革」について、実践的研究を深めることにした。学校現場の最高責任者としての校長が、この改革に対してどのように取り組みどんな課題が見えてくるのか。学校現場から有効的・効果的な教職員の「働き方改革」を発信できるようにしたいと思っている。実践事例を4事例掲載した。(東研研究報告 No.308)
公開日:2019年3月26日
生徒指導が児童・生徒の問題行動への対応だけにとどまることなく、児童・生徒自ら「たくましく、しなやかに」成長できる力を育むという視点に立って研究を行った。(1) 学校教育全体を通して自己有用感を育てるにはどのような組織づくりが必要か。(2) 自己有用感や自己肯定感を育てる授業を展開するにはどのような工夫が大切か。(3) 特別支援教育の考え方を児童・生徒指導に生かすにはどのような考え方が必要か。(4) 児童・生徒の生活を支える学校・家庭・地域との連携、小学校と中学校の校種間連携にどう取り組むべきか。積極的な生徒指導の在り方について研究を深め、その結果を報告することにした。(東研研究報告 No.307)
公開日:2019年3月19日
ここ数年,学校現場は新旧交代の波で若い教師たちが大幅に増え,「落ち着きのない学級」「まとまりのない学級」が増え,指導に行き詰まる姿が多く見られる。小学校編8項目,中学校編9項目のヒントを取り上げた。また退職者(元校長)が執筆したコラム「学校の泉」を6項目設け,元校長が関わったクラスの子どもたちの様子を掲載した。このコラムを若手教師が読んで温かさを感じ元気を出してくれれば幸甚である。(東研研究報告 No.306)
公開日:2019年3月14日
学校には特別な支援を必要とする児童生徒がおり,すべての教職員は特別支援教育の目的や意義,障害に関する知識や配慮などについて理解するとともに,一人一人の障害の状態や特性に応じた配慮や指導の工夫を行っていく必要がある。では,実際の学校においてどのような配慮をしていけばよいのだろうか。 本冊子では,まず学校で教員が出会う具体的な事例,場面を取り上げ,次に子どもたちの声を紹介している。支援・配慮を行うためには,まずその子どもの理解を深めることが大切である。そうした子どもの思いや願いを前提として,合理的配慮等のポイントを示した。また,多くの学校で試行錯誤しながら対応している保護者とのかかわりについても取り上げている。(東研研究報告 No.305)
公開日:2019年3月13日
新学習指導要領では,発達の段階に応じ,答えが一つではない道徳的な課題を一人一人の児童生徒が自分自身の問題と捉え向き合う「考える道徳」「議論する道徳」への質的転換が重視されている。道徳科のねらいを達成するには,「ねらい」「児童生徒の実態」「教材や学習指導過程」などに応じて,最も適切な指導方法を選択し,工夫していくことが求められており,学習指導要領解説に7点の工夫が挙げられている。本研究報告書の「Ⅱ 道徳科指導上の課題Q&A」では,授業を構想する際に押さえておきたい9点について,Q&Aで明らかにしている。また,「Ⅲ 道徳科授業の実践提案」では,前述の指導法の工夫例に視点をあてた授業の工夫・改善を図っていくことで,児童生徒が自ら主体的に学習に取り組む授業の開発ができると考え,工夫例の七つの視点から,それぞれ3点以上の工夫を盛り込んだ指導案を作成し,授業実践を通してその効果等について明らかにすることとした。(東研研究報告 No.304)
公開日:2018年4月9日
本研究では「主体的・対話的で深い学び」を実現する算数・数学の授業改善を主題に設定し,特に「深い学び」の姿を明らかにし,その変容を求める指導の在り方について考察した。本冊子では算数4事例,数学3事例を取り上げている。各校等での研究の一助になれば幸いである。
公開日:2018年3月31日
今回の学習指導要領の改訂では総則が抜本的に改善された。本冊子はこのことをふまえカリキュラム・マネジメントの推進を通して,学校経営と授業改善について研究を深めた。カリキュラム・マネジメントを推進する事例を4事例掲げた。特に第2章4節のカリ・マネ主任, カリ・マネ提案シートをご一読いただけると幸いである。(東研研究報告 No.301)