学校における教育活動・教育課題について,①教科の実践研究や授業改善,②学級経営(若手先生向けの学級づくりなど),③今日的教育課題(小中連携など)の視点から,毎年10ほどの委員会がテーマを立てて研究・開発を行い,年度末に研究報告書としてまとめています。
A4 判,毎年3〜4 月発行
発行 | 随時 |
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対象 | 小学校・中学校の先生方など |
公開日:2019年3月14日
学校には特別な支援を必要とする児童生徒がおり,すべての教職員は特別支援教育の目的や意義,障害に関する知識や配慮などについて理解するとともに,一人一人の障害の状態や特性に応じた配慮や指導の工夫を行っていく必要がある。では,実際の学校においてどのような配慮をしていけばよいのだろうか。 本冊子では,まず学校で教員が出会う具体的な事例,場面を取り上げ,次に子どもたちの声を紹介している。支援・配慮を行うためには,まずその子どもの理解を深めることが大切である。そうした子どもの思いや願いを前提として,合理的配慮等のポイントを示した。また,多くの学校で試行錯誤しながら対応している保護者とのかかわりについても取り上げている。(東研研究報告 No.305)
公開日:2019年3月13日
新学習指導要領では,発達の段階に応じ,答えが一つではない道徳的な課題を一人一人の児童生徒が自分自身の問題と捉え向き合う「考える道徳」「議論する道徳」への質的転換が重視されている。道徳科のねらいを達成するには,「ねらい」「児童生徒の実態」「教材や学習指導過程」などに応じて,最も適切な指導方法を選択し,工夫していくことが求められており,学習指導要領解説に7点の工夫が挙げられている。本研究報告書の「Ⅱ 道徳科指導上の課題Q&A」では,授業を構想する際に押さえておきたい9点について,Q&Aで明らかにしている。また,「Ⅲ 道徳科授業の実践提案」では,前述の指導法の工夫例に視点をあてた授業の工夫・改善を図っていくことで,児童生徒が自ら主体的に学習に取り組む授業の開発ができると考え,工夫例の七つの視点から,それぞれ3点以上の工夫を盛り込んだ指導案を作成し,授業実践を通してその効果等について明らかにすることとした。(東研研究報告 No.304)
公開日:2018年4月9日
本研究では「主体的・対話的で深い学び」を実現する算数・数学の授業改善を主題に設定し,特に「深い学び」の姿を明らかにし,その変容を求める指導の在り方について考察した。本冊子では算数4事例,数学3事例を取り上げている。各校等での研究の一助になれば幸いである。
公開日:2018年3月31日
今回の学習指導要領の改訂では総則が抜本的に改善された。本冊子はこのことをふまえカリキュラム・マネジメントの推進を通して,学校経営と授業改善について研究を深めた。カリキュラム・マネジメントを推進する事例を4事例掲げた。特に第2章4節のカリ・マネ主任, カリ・マネ提案シートをご一読いただけると幸いである。(東研研究報告 No.301)
公開日:2018年3月30日
子供たちの保健学習に対する意識調査では,健康の大切さは理解しているが保健学習に対する関心は低い状況である。本研究では主体的に「楽しく学ぶ」保健学習の在り方や育成すべき健康・安全に関する実践力を自ら生活に「かしこく生かす」ことを取り上げた。小学校・中学校それぞれ年間指導計画や実践事例を示した。東研・特別シリーズ72(No.300)
公開日:2018年3月29日
今回の改訂では,学校全体で取り組むスタートカリキュラムの作成等によって,幼児教育で育成された資質・能力を小学校教育に滑らかに連続,発展することが求められている。本委員会では幼児教育で育まれた資質・能力と低学年の各教科等との関連を図りながら,生活科で育成される資質・能力を明らかにした活動をつくることを目的とした。子供だけでなく,所属校の教員や子供が入学前に在園していた幼稚園や保育園,こども園の先生にも実態調査アンケートを行い結果を分析した。その後,改善の方向性を決めて授業を行った。その実践事例を掲載している。(東研研究報告 No.299)
公開日:2018年3月28日
新しい学習指導要領においては「主体的・対話的で深い学び」を実現する授業改善の充実が求められている。本冊子では授業展開のポイントを掲げ,実践事例を7事例取り上げた。東研・特別課題シリーズ70(No.298)東京教育研究所
公開日:2018年3月27日
現在,全国で48校(平成29年4月現在)が「義務教育学校」として「9年間の小中一貫教育学校」へと転換した。新設された「義務教育学校」へと転換した小中一貫教育の事例と「義務教育学校」へと転換を図らずに小中一貫教育を推進している小中学校の事例の両方を調査研究した。(東研研究報告 No.297)
公開日:2018年3月19日
若い先生方に読んでいただきたいと思って授業改善ヒント集を作成し続けてきたが,その第5集である。 第4集では「朝の会」や「帰りの会」といった一見授業に関わりのなさそうに見える内容やモジュール学習も取り上げた。第5集はさらに目次をカテゴリーで分け,小道徳,英語の事例も取り入れた。東研・特別課題シリーズ68(No.296)東京教育研究所
公開日:2018年3月13日
現在,配慮を必要とする児童・生徒への対応が学校教育の中で大きなエネルギーをかける課題の一つとなっている。児童・生徒を支えるためには,保護者を支え,教員を支えていく「インクルーシブ教育システム構築」が必要となる。しかし,現実には配慮を要する児童・生徒への対応に追われ,負担感だけが大きく,指導の充実・改善に結びついていないのが実態ではないだろうか。本書では,各小・中学校が,どのようにシステム構築を推進していくことが良いのか分かりやすく解説するとともに,実践事例を12例挙げ,実践事例では児童生徒のプロフィール,学校の合理的配慮,経過,成果と課題,の流れで構成している。(東研研究報告 No.293)