
未来をリードする
教育の創造



東京教育研究所は、東京書籍の企業内研究所です。
調査・研究により得られた成果は全国の先生や先生を目指すみなさまに広く公開するとともに、東京書籍の商品開発等に活用されています。
本サイトでは近年発行した研究報告書、「EduNews」・「東研情報」の紙面のほか、「EduNews」の最終ページに掲載している「教育キーワード」をアーカイブスとして公開しています。
先日、東京都の小学校で火災があり、教室の窓からひさしに避難する子供たちの様子がテレビで報道されました。極めて危険な様子に、日本中の人が心配しました。原因究明が徐々に進んでいくと思われます。教訓をくみ取り再発防止をするとともに、全国の学校でも、自校は大丈夫かと点検する必要があります。
さて、火事に限らず学校にとって安全な環境を確保することは、最も重要なことです。25年前に大阪教育大学附属池田小学校で、刃物を持って侵入した男に襲われて、8名の児童の命が奪われました。
この事件は、衝撃となって全国に伝わりました。各地の学校で、児童生徒の在校時間に、校門や昇降口を施錠するなどの措置がとられました。続けて、学校に警備員を配置する自治体が多く現れました。その後、防犯のためのカメラを設置するなどの整備も進みました。また、学校からボタン一つで、不審者侵入を警察に通報できるシステムの整備も進められました。
あれから25年がたち、学校が襲われるという衝撃的な事件を直接体験した学校関係者も、徐々に減りつつあります。
不審者対応訓練など、安全への気配りと備えは継続していく必要があります。
デジタル教科書を正式な教科書とすることを柱とする学校教育法などの改正案が10日の参議院本会議で与野党の賛成多数で可決、成立した。紙、デジタル、両者を組み合わせたハイブリッド型の3形態の全てを正式な教科書として位置付ける。次期学習指導要領改訂に合わせて導入される予定だ。これまでデジタル教科書は、紙の教科書に代えて使用ができる「教科書代替教材」だった。正式な教科書とするに伴い、デジタル教科書も無償配布の対象とする。3形態の中から教育委員会が採択時に選んで決める。
少人数学級は児童・生徒の学力向上や抑うつの防止に効果があることが、文科省の実証研究で分かった。教員のメンタルヘルスや学級経営にも好影響。学級規模の縮小は中長期的に十分な経済合理性があることも示された。令和3年に改正された義務標準法の附則に実証研究を行うことが定められていることを受け、「少人数学級及び外部人材活用に関する効果検証のための実証研究」として実施した。
中央教育審議会教育課程部会の「特定分野に特異な才能のある児童生徒に係る特別の教育課程ワーキンググループ」は16日、第9回会合を開き、学習指導要領改訂に向けた取りまとめ案を示した。特異な才能があり、学校の学習面・生活面で困難を抱える児童・生徒への支援策が、初めて学習指導要領に盛り込まれることとなる。通常の教育課程での支援を検討し、それでも不十分な場合に特別の教育課程の対象とする。
文部科学省は2027年度、来日直後の外国人児童生徒などが基礎的な日本語を学ぶ「プレクラス」のモデル事業を行う。近年、日本語指導が必要な子どもは外国籍を中心に増加。対象者が集住している地域や、広域に散在している地域など複数自治体の小中学校で実施し、状況に応じた指導モデルを構築する。同年度予算概算要求に新規事業として盛り込む方針だ。
プレクラスは既に複数の自治体が実施しているものの、指導の内容や期間、体制、対象者などは様々だ。一方、まだ実施しておらず指導のノウハウがない自治体も多い。モデル事業を経て国が効果的な指導のあり方について一定の基準を示すことで、自治体が取り組みやすくする狙いがある。同省は教材も作成する方針だ。モデル事業は公募などで選んだ複数の自治体で行う。
文部科学省は2026年度、校務での生成AI(人工知能)の活用事例を盛り込んだ教育委員会向けの手引を取りまとめる。授業の準備や学校の運営で業務効率化につながった先進的な取り組みを紹介し、全国の学校で教職員の働き方改革を進めてもらう。
文科省は24年度から、指定した「パイロット校」で校務に生成AIを活用する実証事業を実施。これまで、学習指導要領を踏まえた授業指導案を検討したり、小テストを作ったりして、授業の準備にかかる時間を削減した事例があった。時間割の作成や学校ホームページの記事執筆などに利用した学校もあった。
愛知県みよし市教委は、子どもを性暴力やいじめから守る体制を強化するため、9月をめどに市内の全小・中学校へ養護教諭を追加配置する。関連費用を6月の補正予算案に盛り込んだ。市教委によると、全小・中学校への養護教諭の加配は全国初だという。市内には現在、小学校8校、中学校4校があり、小学校1校を除いて各校に養護教諭が1人ずつ配置されている。今後、各校の養護教諭を「安全保護主任」と位置付け、児童・生徒が抱える安全上の問題への対応で中心を担ってもらうという。
東京都八王子市は、一般社団法人日本金融教育支援機構(東京都千代田区)と協力し、市内小学生から大学生までに向けた金融教育プログラムを始める。大学生ボランティアが運営するワークショップを開催し、中高生とともにお金の力について幅広い世代が学べる動画を制作。動画は小学校の授業で用い、コンテストにも出展する。
動画は、「使う」「稼ぐ」「納める」「貯(た)める」など、お金の八つの力を小学生にも分かる言葉で伝える内容とする。中高生40~80人と大学生10~15人を5~8月に募集。8月中旬に市内でワークショップを開き、動画を制作する。動画は児童1人1台の端末を使い、小学校の授業で教材として用いる。
愛知県新城市教委は7月、翌日の暑さ指数が34以上となることが予測されるときには一部を除く公立小・中学校を臨時休校とする取り組みを試行実施する。登下校中も含め、児童・生徒の熱中症対策を進める狙いだ。期間は7月6日から1学期終業式の17日までの2週間。同市内で翌日の暑さ指数が34以上と予測される、または医師会などから重大な危険があると助言があることを臨時休校の条件とした。
長野県大町市は、2026年度から市内の小学校が再編され、通学区域が拡大したことを受け、スクールバスの運行管理システムを導入する方針だ。走行中のバスの位置情報を全地球測位システム(GPS)で把握し、保護者がスマートフォンからリアルタイムで確認できる仕組みで、通学時の安全性と利便性の向上を図る。26年度当初予算に事業費として約100万円を計上した。
6月19日午前11時ごろ、東京都北区の区立滝野川第三小学校(児童数約340人)で「4階音楽室から煙」と119番があった。東京消防庁などによると、約200平方メートルを焼き、約3時間後に消し止められた。逃げ遅れた児童3人と教諭1人を救助。計11人が病院に搬送され、男子児童2人と女性教諭1人が骨折したほか、児童6人と教職員2人が煙を吸うなどし、いずれも軽傷という。
捜査関係者によると、ストーブから発火したとの情報があり、警視庁と東京消防庁が詳しい出火原因などを調べている。
匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)が絡む強盗や特殊詐欺などで少年の逮捕が相次ぐ事態を受け、警察庁などは6月5日、「闇バイトで人生を棒に振らないために知っておくべき5つのこと」と題した広報資料を作成し発表した。「必ず捕まります」などと強調しており、教育委員会や学校などと連携し広報啓発を強化するよう全国の警察に通達。イベントなどで活用するほか、ホームページやSNSでも発信する。
闇バイトは「逮捕されるまでこき使われます」とし、強盗で亡くなった人がいれば「死刑か無期拘禁刑。見張り役でも同罪です」と指摘。
児童8人が殺害された大阪教育大学附属池田小学校(大阪府池田市)の殺傷事件から25年を迎えた6月8日、同校では追悼行事「祈りと誓いの集い」が行われた。
行事には遺族や在校生、教職員ら約765人が出席。事件発生時刻には、亡くなった児童の名前が刻まれた「祈りと誓いの塔」で八つの鐘が鳴らされ、黙とうをささげた。各学級の児童が花を手向け、8人を悼んだ。
6年生の3人が児童を代表し、「自分たちが安全・安心に包まれた社会を担う存在になっていく」と誓いの言葉を述べた。下級生ら後輩にも学校安全への取り組みを伝えているとし、「25年前の事件を決して風化させない」と力強く話した。
日本学術会議の地理教育・ESD分科会は5月20日、現在の学習指導要領では、持続可能な社会の実現に向けて地域や地球の課題を考えるESDが十分ではないとして、次期指導要領に向け、小学校から高校までを見通したカリキュラムの充実を求める提言を公表した。小学校段階から、まちの様子を自分たちで確かめる経験を重ねることが重要だとして、地域の特色や課題を調べるフィールドワークを教育課程に明確に位置付けるよう求めた。現行の社会科では、「自分たちの市(市区町村)」に重点を置くことが示されており、学校周辺など身近な地域を扱う授業時間が減っているという。
※内外教育の記事については、時事通信社の提供を受け、当研究所で要約いたしました。
教育新聞、日本教育新聞から注目すべき記事をピックアップし、「文部科学省情報」「地方教育行政情報」「その他の教育情報」に分類して掲載した情報誌です。
最終ページには「教育キーワード」コーナーを設け、紙面から抜き出したキーワードを解説しています。
B5判8ページ,隔月(奇数月)発行
東京教育研究所が発行するEduNewsに記載の教育
キーワードを紹介しています。
学校における教育活動・教育課題について,①教科の実践研究や授業改善,②学級経営(若手先生向けの学級づくりなど),③今日的教育課題(小中連携など)の視点から,毎年10ほどの委員会がテーマを立てて研究・開発を行い,年度末に研究報告書としてまとめています。
A4 判,毎年3~4 月発行
著名人の巻頭言に始まり、全国の小・中学校の学校経営に関する実践事例を掲載しています。また、現在の教育課題を取り上げ、その課題解決に先進的に取り組んでいる事例を「特集」として紹介しています。最終ページは「学校教育と法律相談」とし、昨今話題となっている事例を法理論的な面から考え、解決の糸口を見いだします。日々の学校経営のご参考となるような機関誌です。
A4判12ページ、年3 回(4 月、9 月、1 月)発行
2021 年に創刊した、学習者用デジタル教科書(DT)の情報提供に特化した機関誌です。教育DXを支える方々の巻頭言に始まり、活用事例(小・中学校)のほか、広くICT教育に関する情報を掲載しています。DTの活用にぜひお役立てください。
A4判12ページ,年3 回(4 月、9 月、1月)発行
2022年に創刊した、Web限定の教育情報誌です。現在注目を集めている教育事情について、東書Eネット会員の先生方にアンケートの回答をお願いし、回収したデータの分析を基に、課題や今後の解決方法について探ります。
A4判12~14ページ、年3回(4月、9月、1月)発行
2026.07.01
Edu News EduNews 2026年7月2026.05.11
Edu News EduNews 2026年5月2026.03.31
教育事情最前線 データから考える教育事情最前線 (12) 通常の学級における特別な教育的支援を必要とする児童生徒の支援等に関する調査2026.03.30
特別課題シリーズ デジタル学習基盤におけるフィードバックをデザインする(特別課題138)2026.03.30
特別課題シリーズ 『安全』のための観察・実験アップデート術(特別課題137)2026.03.30
特別課題シリーズ 「主体的な学び」を実現する算数・数学の授業づくり ~教材の本質からの個と集団の「問い」を育てる指導を通して~(特別課題136)2026.03.30
特別課題シリーズ 特別支援教育の視点による学校経営、授業改善の取組~学校現場でできるプレポストデザイン~(特別課題135)2026.03.30
特別課題シリーズ 外国につながる子どもたちが生き生き輝く教育~教科学習のなかで言語能力を広げる~(特別課題134)2026.03.30
特別課題シリーズ 体力向上への提言~児童生徒の体力向上に向けた試み~(特別課題133)これまでに発行してきた東京教育研究所の研究発行物を教科、領域に分けてまとめてあります。
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