
未来をリードする
教育の創造



東京教育研究所は、東京書籍の企業内研究所です。
調査・研究により得られた成果は全国の先生や先生を目指すみなさまに広く公開するとともに、東京書籍の商品開発等に活用されています。
本サイトでは近年発行した研究報告書、「EduNews」・「東研情報」の紙面のほか、「EduNews」の最終ページに掲載している「教育キーワード」をアーカイブスとして公開しています。
公立小・中学校において、特別支援学級を指導する教員と通常学級を指導する教員の人事交流は、以前から普通に行われてきました。初任者として特別支援学級で数年過ごした教員が、初めて通常学級の担任になると、戸惑うことがあります。しかし、よく観察するとその教員には、子ども一人一人の課題をしっかりとらえて指導をしようとする良い傾向があります。その反面、学級を集団として把握し、集団のダイナミズムを活用して学級づくりをしていこうとする視点が弱いことがあります。集団を指導していく視点が弱いと、集団としてのルールや秩序を作り出していくことが困難です。一方、通常学級の担任の中には、課題を抱えた個人に寄り添う視点の弱い教員も見受けられます。
教員には子ども一人一人をしっかり見て寄り添う力と、集団をまとめて、互いに協力し高め合う人間関係を築く力の両方が必要です。
文科省は、特別支援学級や特別支援学校と、通常学級の両方の経験ができるような現職教員の育成を目指すシステムの構築を進めようとしています。教員が生涯にわたって成長できる制度になることを期待します。
文科省は13日、特別支援学校の教員について、原則として採用10年以内に小・中、高校での勤務を経験させるとする方針案を示した。若手教員の教科指導力や学級経営力の向上を図るとともに、小・中、高校での特別支援教育の充実につなげる狙いがある。管理職選考の際に人事交流の経験を考慮することも求める。
文部科学省は3月16日、児童生徒を性暴力から守る「わいせつ教員防止法」の運用を定めた指針の改定案を公表した。教員グループによる盗撮事件を踏まえ、防止策の強化を新たに求めた。加害行為をした教員は懲戒免職にすべきだとする趣旨も明確化した。パブリックコメント(意見公募)を行い、2026年度に正式決定する。
22年に施行された同法には3年後の見直し規定があり、同省は課題を検証し、指針の改定を議論していた。
中央教育審議会教員養成部会の各作業部会は、幼稚園から高校、特別支援学校までの全校種で教員養成課程を見直す報告案を了承した。現行の最低修得単位数を削減した上で、その分を学生が主体的に履修する「強み専門性」の枠として各校種共通して新設する。小学校では、現行一種の59単位から37単位に減らす。国語・算数・理科・社会・生活・音楽・図画工作・家庭・体育・外国語の全10教科について、これまで別立てだった指導法と教科内容を一体的に学ぶ形に改め、各1単位・計10単位を必修とする。
2026年度から高校授業料の無償化を拡充する改正法が3月31日の参院本会議で可決、成立した。私立高校生の授業料支援の所得制限を撤廃。支援金の支給上限を私立全日制で45万7200円、私立通信制で33万7200円に引き上げる。施行日は4月1日。
これまでの支給上限は、所得に応じ、私立全日制で39万6000円、私立通信制で29万7000円だった。公立全日制は所得に関係なく11万8800円を支援している。
外国人学校の生徒は、経過措置を設けた上で法律に基づいた支援の対象から外す。別の方法で支援を継続するが、所得制限を付ける。
性暴力・性被害防止のための「生命の安全教育」について文科省は3月31日、教材と「指導の手引き」を改訂し、公表した。令和5年の刑法改正を踏まえて「性的同意」に関する内容を追加。性暴力に関して授業で取り上げる際に、性被害に遭った経験がある児童・生徒がいる場合には養護教諭が立ち会ったり、退席を自由にしたりするなどの配慮事項を新たに盛り込んだ。
東京都杉並区教育委員会は、区内の学校などの判断で児童生徒らを救急搬送したものの緊急性が認められなかった場合に保護者が搬送先の病院に支払う「選定療養費」を全額補助する。区によると、23区内では初めての取り組みで、全国的にも珍しいとみられる。2026年度当初予算に事業費約60万円を計上した。
区内の小中学校では、学校側が救急要請した事例が24年度に84件あった。こうしたケースで教員らが保護者の負担に配慮し、救急要請をためらうことを防ぐため、新たに補助制度を設ける。
岡山県瀬戸内市教育委員会は2026年度、市内小中学校に通う子どもが学校を休んで、保護者らと共に体験活動に取り組む「瀬戸内キズナ・ホリデー」制度を創設する。学校長が承認すれば、欠席扱いにならない。家族と触れ合いながら体験活動に当たり、主体的な学びの楽しさを実感する機会をつくることが目的。平日だからこそできる学習活動を子ども自ら考え、企画してもらいたい考えだ。
例として、キャンプでの天体観測、陶芸体験やガラス吹きなどの創作活動、旅行、ボランティア活動、農業体験、スポーツ体験を提示。
福島県は、小学生向けの防災動画教材を作成し、特設サイトで公開した。防災に対する子どもたちの意識を高めることなどが目的。クイズや小学生のインタビューを通じ、過去に発生した災害の特徴や、命を守るための知識が学べる。
動画教材は「地震・津波編」が約27分、「水害・土砂災害編」が約29分。視聴とワークシートの記入により授業が進むようになっている。教員用マニュアルも用意し、専門知識がなくても活用できるという。
福岡県田川市は、市立中学校を対象に、答案用紙を自動で採点するソフトを導入する。教員が採点に充てる時間を削減し、働き方改革につなげる狙い。2026年度予算で関連事業費を確保した。
導入を検討しているソフトは、事前に答案を取り込ませた上で、生徒が書き込んだ解答用紙をスキャンすると、自動で採点されるものだ。マークシートではない記述形式にも対応できる。現在、個人的に類似のソフトを購入している教員もいるが、市が導入することで全教員が使用可能になる。
愛知県半田市は2026年度、小学校1校をモデル校とし、始業時間前に児童が安心して過ごせる居場所を提供する事業を行う。小学校の始業時間が保育所より遅くなることで生じる「小1の壁」を解消し、働く保護者を支援する狙い。事業費約120万円を想定している。
26年度は、学校が開校している日の平日午前7~8時に生涯学習施設内の会議室で児童を受け入れる。会議室には机や椅子があり、児童には自主学習や読書などをして過ごしてもらう。
児童の見守りは2人体制で行い、シルバー人材センターに委託する。
対話型生成AI「チャットGPT」を提供する米オープンAIは10日、数学と理科で扱う一部の学習項目について、数値や条件を操作しながら視覚的に学べる機能を追加した。文章による解説が苦手な人でも、図や式の変化を理解しやすくなることが期待される。対象の項目は70以上で、数学では「三平方の定理」や「円の面積」、理科では化学の「気体の状態方程式」や物理の「レンズの公式」などがある。
【ジャカルタ時事】インドネシアのムティア通信デジタル相は3月6日の声明で、16歳未満の子供のSNS利用を禁止する方針を明らかにした。「高リスク」のSNSが対象で、28日から段階的にアカウントが停止される。過度な依存やオンライン詐欺といった脅威から子供を保護するためと説明している。
声明は、対象となるSNSとしてX(旧ツイッター)やフェイスブック、ユーチューブなどを挙げた。
日本スポーツ振興センター(JSC)などの研究グループは3月29日までに、中学、高校の部活動で起きた脳振とうを調べた結果、中高とも2年生で最も発生割合が高いことが分かったと発表した。
研究グループは、2012~20年に部活動中に起きたけが約260万件を分析し、脳振とう約1万2000件を抽出して調査した。
接触プレーのある競技では、卓球やテニスなど非接触競技の約3倍に上った。接触競技では試合中が5割、非接触競技は練習中が6割を占めた。
JSCの福嶋一剛副主任研究員は「脳振とうが疑われる場合は無理をさせず、当日は競技へ戻さないことが重要。」と話している。
※内外教育の記事については、時事通信社の提供を受け、当研究所で要約いたしました。
教育新聞、日本教育新聞から注目すべき記事をピックアップし、「文部科学省情報」「地方教育行政情報」「その他の教育情報」に分類して掲載した情報誌です。
最終ページには「教育キーワード」コーナーを設け、紙面から抜き出したキーワードを解説しています。
B5判8ページ,隔月(奇数月)発行
東京教育研究所が発行するEduNewsに記載の教育
キーワードを紹介しています。
学校における教育活動・教育課題について,①教科の実践研究や授業改善,②学級経営(若手先生向けの学級づくりなど),③今日的教育課題(小中連携など)の視点から,毎年10ほどの委員会がテーマを立てて研究・開発を行い,年度末に研究報告書としてまとめています。
A4 判,毎年3~4 月発行
著名人の巻頭言に始まり、全国の小・中学校の学校経営に関する実践事例を掲載しています。また、現在の教育課題を取り上げ、その課題解決に先進的に取り組んでいる事例を「特集」として紹介しています。最終ページは「学校教育と法律相談」とし、昨今話題となっている事例を法理論的な面から考え、解決の糸口を見いだします。日々の学校経営のご参考となるような機関誌です。
A4判12ページ、年3 回(4 月、9 月、1 月)発行
2021 年に創刊した、学習者用デジタル教科書(DT)の情報提供に特化した機関誌です。教育DXを支える方々の巻頭言に始まり、活用事例(小・中学校)のほか、広くICT教育に関する情報を掲載しています。DTの活用にぜひお役立てください。
A4判12ページ,年3 回(4 月、9 月、1月)発行
2022年に創刊した、Web限定の教育情報誌です。現在注目を集めている教育事情について、東書Eネット会員の先生方にアンケートの回答をお願いし、回収したデータの分析を基に、課題や今後の解決方法について探ります。
A4判12~14ページ、年3回(4月、9月、1月)発行
2026.03.31
教育事情最前線 データから考える教育事情最前線 (12) 通常の学級における特別な教育的支援を必要とする児童生徒の支援等に関する調査2026.03.30
特別課題シリーズ デジタル学習基盤におけるフィードバックをデザインする(特別課題138)2026.03.30
特別課題シリーズ 『安全』のための観察・実験アップデート術(特別課題137)2026.03.30
特別課題シリーズ 「主体的な学び」を実現する算数・数学の授業づくり ~教材の本質からの個と集団の「問い」を育てる指導を通して~(特別課題136)2026.03.30
特別課題シリーズ 特別支援教育の視点による学校経営、授業改善の取組~学校現場でできるプレポストデザイン~(特別課題135)2026.03.30
特別課題シリーズ 外国につながる子どもたちが生き生き輝く教育~教科学習のなかで言語能力を広げる~(特別課題134)2026.03.30
特別課題シリーズ 体力向上への提言~児童生徒の体力向上に向けた試み~(特別課題133)2026.03.30
特別課題シリーズ 誰もが力を発揮できた喜びを紡ぐ経営の在り方 ~人々が互いの力の価値を生かし合える非認知能力の育成を目指す~(特別課題132)2026.03.23
デジタル教科書 東研情報 2026年4月号 GIGAスクール構想第2期を迎えて ③これまでに発行してきた東京教育研究所の研究発行物を教科、領域に分けてまとめてあります。
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