学校経営における国の教育課程に関する課題について、実践事例を紹介し、報告書として発行しています。
新書版、毎年4 月発行
発行 | 4月 |
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対象 | 校長先生、副校長・教頭先生など |
公開日:2009年3月30日
―信頼し、信じ合える人間関係づくりを基盤に―。平成二十年十一月、全国中学校社会科研究大会「名古屋大会」に参加した。参観した研究授業は第二学年の地理的分野。地球温暖化の解決策の一つとして注目されている「バイオ燃料の利用推進の是非」を話し合い、次時に自分たちの考え方を「宣言」として発表するために、互いの考え方を認め合いまとめていく時間であった。
公開日:2009年3月25日
学校は学力向上に向けて何をなすべきなのでしょうか。新しい学習指導要領の改訂の趣旨でも明らかなように、学びについて多面的・総合的にとらえて取り組む必要があります。その枠組みとなるのが、習得・活用・探究という学習指導の整理であり、また、言語力という視点です。それは確かな学びを実現し、さらに学力を高める力であり、様々な課題を解決するのに役立つ力として有効なものとなるようにするためです。
公開日:2008年5月26日
戦後の民主教育がスタートしてから六十年たった。平成十九年度には、日本各地で「中学校創立六十周年式典」が実施されたが、六十年の学校教育の変遷を振り返ると、その大きな変貌・発展の姿に各時代が反映され、一つの絵巻物を見る思いがする。
[もくじ]
まえがき
第一章 学校の信念の宣言
第二章 気力ある学校経営の創造
第三章 教育内容・方法の再吟味
第四章 自信を持つ子どもの育成
第五章 拡大する教育課題への対応
公開日:2008年5月8日
保護者などからの苦情処理に学校現場は追われています。校長をはじめとして教員の疲労のかなりのところが、保護者との対応に時間を取られ、さらにどう対応してよいか分からず、会議を重ね、悩みを深めるという理由によるものと思えます。
第一章 校務の質的変化と拡大
第二章 学校への要望の要因と関係改善
第三章 対応力を高める経営的実践
公開日:2007年4月3日
平成十八年秋には、連日「いじめによる自殺問題」、「高校の科目未履修問題」にかかわる報道が続いた。「学校何やってる!」、「教師何やってる!」、「教育委員会何やってる!」の大合唱は、本気に取り組んでいる多くの学校や教師の地道な努力を、評価すること無くかき消してしまい、「教育不信」の世論が増幅された。
[はじめに(前文)]
第一章 学校経営と子どもの居場所創り
第二章 校内の落ち着く場所-校内施設を生かす
第三章 意欲的にチャレンジする多様な学習活動
第四章 地域の協力者とともにつくる活気ある学校
公開日:2007年4月3日
人間力の形成は今後の学校教育の大きな課題となる。だが、その人間力を人間の人格のすべてを含むものとしてとらえるのではなく、学校教育の成果として、将来、世の中で社会的公正を果たすうえで的確に機能しうる大人として送り出そうという目標の下で考えるのである。
公開日:2006年4月3日
第一章 学習指導-子どもの学力を高める
Q1 小学校における基礎学力を鍛える
Q2 中学校における基礎学力を鍛える
Q3 基礎学力を,見方・考え方に高める
Q4 全校で取り組む「シラバス」づくりで子どもを鍛える
Q5 「総合的な学習の時間」で学び合う力,考えを表現する力を鍛える
第二章 児童・生徒指導-心と体を鍛える
Q1 生命尊重の心を鍛える
Q2 日常の基本的な生活習慣・技能を鍛える
Q3 心を鍛える-ストレス耐性を高める
Q4 体を鍛える
Q5 人間関係を豊かに築く,能力を鍛える
第三章 特色ある学校づくり-チャレンジする心を鍛える
Q1 部活動を通して,技と心を鍛える
Q2 伝統ある金管バンド活動を通して,心と技を鍛える
第四章 「教師」を鍛える
Q1 教師を鍛え,学校経営への参画意欲を高める
Q2 教師の学級経営力を鍛える-子どもの居場所づくり-
公開日:2006年4月3日
今,学校をめぐる制度は大きく動きつつある。その基本的な方向は,教育課程や授業時間や教育予算の大枠を国が決めるが,具体的な運用は学校に委ね,裁量の幅を大きく広げようということである。その代わり,その教育の成果については説明責任を求め,学力検査のみならず,学校が目指す諸側面の子どもの成長について検証していく。
第一章 問われる「学校力」
一 「学校力」が問われる背景
二 「学校力」を高める原点をめぐって
第二章 学校力を高める取組みの視点
一 学校力を高める管理職の役割
二 経営目標と学校運営組織
三 教職員の意欲の喚起と人材育成
四 保護者・地域の学校参画
第三章 学校力の向上を図る経営戦略と実践
一 効率的な学校運営と授業へ向かう姿勢づくり
二 学校教育目標の具現化を目指して
三 外部(第三者)評価の導入による学校改善
四 「授業力」,「組織力」,「地域の教育力」への取組み
五 小学校における教科担任制の導入
おわりに~今後の「義務教育の構造改革」に向けて~
公開日:2005年3月28日
平成十六年十二月に公表された経済協力開発機構(OECD)の「生徒の学習到達度調査」(PISA)では、日本の生徒の学力が平均点や世界的順位からみて低下していることを明らかにした。
第一編 学校教育の演出を考える
1.演出とは何か
2.学校の教育活動と演出
3.学校管理職にほしい「演出的センス」
4.教師にほしい「演出的センス」
第二編 教育活動と演出-実践事例
Q1 愛校心をはぐくむ-「校歌」指導の演出
Q2 学級経営-子どもの居場所づくり
Q3 「授業」での演出(1)-算数科における問題解決学習と校内研修
Q4 「授業」での演出(2)-音楽科を中心とした表現力の育成
Q5 「進路指導」での演出-職場体験の効果的実施
Q6 「総合」-育てたい子ども像を鮮明にして(表現活動)
Q7 「学校行事」での演出(1)-年間を見通した学校行事の在り方
Q8 「学校行事」での演出(2)-島しょ・へき地の特性を生かす
Q9 「生徒指導・生活指導」での演出-問題生徒とストリートダンス
Q10 「学校の施設設備」を生かす-屋外円形階段を生かしたコンサートの演出
Q11 「学校図書館」を児童・生徒のたまり場に
Q12 地域・保護者を学校の教育活動に巻き込む演出
Q13 教師と子どもの「地域理解」-地域理解は子ども理解,国際理解
Q14 学校週五日制と地域活動-「土曜日学校」の試み
公開日:2005年3月28日
学力を支える子ども自身のはたらきとして、意欲を抱くことが最も大事なことは言うまでもない。だが、実は問題はその先にある。一つは、意欲の出てくる条件を取り出すことである。もう一つは、意欲が学習といかにして結びつくかである。