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ろーまじひょうき
ローマ字表記とは、ローマ字を使って国語(日本語)を書き表す際の表記法である。ローマ字とは、アルファベットのことである。ローマ字表記は地名や人名、団体名など、固有名詞を中心に使用されており、ひらがな、カタカナ、漢字とともに、国語に欠かせないものである。
これまで、昭和12年の内閣訓令、昭和29年の内閣告示訓令により、訓令式が正式とされ、学校教育で学習されてきた。しかし、一般の社会生活では、英語に近いヘボン式が多く使われ、パスポートの氏名もヘボン式になっている。二つのローマ字表記法が混在してきた。この課題に対し、令和6年に文科大臣から「これからの時代におけるローマ字使用の在り方について」の諮問があった。令和7年8月に文化審議会より、文科大臣に答申がされた。その結果、ヘボン式に近い表記法が学校教育でも使われるようになる見込みである。