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こくさいすうがくおりんぴっく
国際数学オリンピック(International Mathematical Olympiad)は、IMOや数学オリンピックという略称で呼ばれることもある。毎年持ち回りで実施している。高校生以下の参加者を対象に、数学の問題を解く競技の国際大会である。コンテストを通して生徒を励まし、才能を伸ばすことを目的としている。
1959年にルーマニアで第1回大会が開かれ、7か国の参加だった。2025年には110か国、630人の参加で、第66回大会が7月にオーストラリアで実施された。
数学の問題を4時間30分で3問を解き、2日間で計6問を解いて得点を競う競技である。出題範囲は、国際バカロレアの基準で高校2年生程度までとされている。1か国につき6人までが代表として参加できる。日本では、日本数学オリンピック(JMO)というコンテストを通して代表者の選考を行っている。