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じょうずるかず
「乗ずる数」は、「公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律」に基づき、学校における教員の数を決定するときに使われる数のことである。
校種によって違うが、学校の規模つまり学級数に「乗ずる数」を乗じて決められる。小学校では16学級から18学級であれば、1.200が乗ずる数である。中学校の15学級から17学級であれば、1.560が乗ずる数となる。なお、校長や養護教諭の数は別に定められている。
学級数に「乗ずる数」を掛け算して教員定数を定めているのであるから、「乗ずる数」を大きくすれば、小学校では担任外の教員を多くして、担任の持ち時数を減らすことができる。中学校であれば副担任を増やすことができる。なお、指導法の工夫改善などのために行われる国の加配措置は、この教員定数にプラスして配置される。