教育キーワード集は、東京教育研究所が発行するEdu Newsに掲載の教育キーワードを一覧にして探すことができるサービスです。
キーワード、50音、年代別から調べることができます。
ひょうじゅんじゅぎょうじすう
標準授業時数とは、学習指導要領で定められた教育活動を実施するための標準となる公立小中学校での各学年及び各教科での年間授業時数のことであり、学校教育法施行規則で定めている。
教育の機会均等や教育水準の確保について、教育の質を量的側面から支えるために設けられている。以前は、標準時数であるから、多少の増減は許されるという風潮もあったが、平成14年頃から、学習時間の確保と学力向上のために、標準授業時数を最低限必要な時数と捉える傾向が強まった。インフルエンザの流行などにより、学級閉鎖や学校閉鎖をせざるを得ない場合に備えて、数十時間の授業時間の上乗せを用意する学校が増えた。
年間の授業時数の計画は、校長が教育課程届において、毎年教育委員会に届け出ている。最近、標準授業時数を大きく超える授業時数の実施が、教員の負担になっているのではないかという議論が起きている。