106号（２０２２年７月）掲載

　幼稚園教育要領や小・中・高等学校及び特別支援学校の学習指導要領には、交流及び共同学習として、障害のある児童生徒と障害のない児童生徒が、活動を共にする機会を積極的に設けるように示されている。
　交流及び共同学習は、相互の触れ合いを通じて豊かな人間性を育むことを目的とする側面と、教科等のねらいの達成を目的とする側面がある。
　障害のある子供と障害のない子供が、共に学ぶことで経験を深め、社会性を養い、豊かな人間性を育むとともに、お互いを尊重し合う大切さを学ぶ機会にすることをねらいとしている。
　小中学校と特別支援学校間で行うものや、同じ学校の通常学級と特別支援学級間で行うものなど多様な形態がある。各教科、道徳科、総合的な学習の時間、特別活動など教育課程に位置づけ、学校間や教師間で計画的に行う必要がある。