８２号（２０１８年７月）掲載

　この場合の「トライアングル」とは，「教育」と「家庭」と「福祉」を指す。また，このプロジェクトの副題として「～障害のある子と家族をもっと元気に～」という副題が付けられている。
　「障害福祉サービスを利用する障害児」，「学習上又は生活上特別な支援が必要な小・中・高等学校等に在籍する発達障害など障害の可能性のある児童生徒等」に対して，都道府県や市区町村は，学校と円滑なコミュニケーションを図りながら進めていかなければならない。ところが，現状では互いの活動内容や担当者の連絡先等を知らないなどという問題点がある。そこで，教育と福祉に関する部局，関係機関が互いに連携して支援し，障害者を「もっと元気に」することを目指して行われる。
　本プロジェクトは，文科省及び厚労省が連携し，各自治体における教育委員会や福祉部局の連携がより一層推進され，本人及びその保護者支援につなげるための方策の在り方について検討されている。