６５号（２０１５年９月）掲載

　セーフスクール（International Safe School＝ISS）とは，体および心のケガやその原因となる事故，いじめ，暴力等を予防することによって，安全で健やかな学校づくりを進める学校のことである。国際基準に照らして，安全な学校づくりのための仕組みが確立し，それが組織全体に機能していると認められることが必要である。世界では約130（2013年４月現在）の学校が認証されており，日本では，大阪教育大学附属池田小学校（2010年３月），厚木市立清水小学校（2010年11月），東京都豊島区立朋有小学校（2012年11月）のわずか３校のみである。
　ISSとしての認証は３年ごとに厳しく見直され，もちろん，活動が停滞している場合や，活動の質の低下等が認められる場合は，認証が取り消されることになっている。