暴力行為
ぼうりょくこうい
我が国における生徒の暴力行為は,主な内容として①生徒間暴力,②対教師暴力,③学校内の器物破損などの項目に分類して調査・報告されていた。これらの暴力行為は,1970 年代の後半にピークに達し,1985 年ごろを境に沈静化に向かったといわれる。だが,その後に小学校児童を含む学級崩壊や新しいタイプのいじめ問題,不登校問題などが浮上してきたことは周知のとおりである。
原因としてこれまで考えられてきたのは,ストレス,発達障害,引きこもりといった内的要因と,飲酒,薬物乱用,非行などの外的要因があり,これらを含めた複合要因などさまざまである。
特に近年では,医療的なアプローチも試みられるようになった。