８号（２００６年３月）掲載

　生徒や保護者が，中・高等学校の6年間の一貫した教育を選択できる制度が「中高一貫教育」である。この制度は，中等教育の一層の多様化を推進し，生徒一人ひとりの個性を重視した教育の実現を目指す趣旨から，国によって平成11年4月から実施された。
　平成16年度には国公私立合わせて152校（うち公立107校）であり，平成17年度には新たに16校（うち公立10校）が設置され，平成18年度以降は29校が設置される予定である。
　文部科学省は，今後も各都道府県などにおいて実践研究地域を指定し，「中高一貫教育改善充実事業」を実施して，各教育委員会や各学校との情報交換を進めていく計画である。