研究報告書を紹介しています。
公開日:2019年3月29日
研究の2年目である今年度の研究は,生活科を核としながら幼児教育から3年生の総合的な学習までを見通した資質・能力の円滑な接続を図るために,『具体的な資質・能力』を明らかにすることを手立てとして研究を進めてきた。このことにより,現場における「どのような手だてを講ずることが新学習指導要領が期待する生活科と総合的な学習の時間で培われる資質や能力の育成につながるのだろうか」「教師は,子供の資質・能力の育ちをどのように見取り支援に生かせばよいのだろうか」という疑問に応えられるような,日頃の指導に役立つ実践的な研究に努めた。(東研研究報告書No.310)
公開日:2017年3月14日
アクティブ・ラーニングは、平成27年の「論点整理」を基点として、学修者の能動的な学修を促す学習方法の視点から「主体的・対話的で深い学び」を実現する視点へと進化した。学びが能動的であるだけではなく、「深い学び」が実現しているかどうかという学びの質が問われるようになった。このことは、学びとは何かを考える上で極めて重要である。本誌で紹介した事例を参考に、今後の「主体的・対話的で深い学び」のモデル作成の手掛かりとなれば幸いである。(東研研究報告 No.286)
公開日:2010年2月24日
東研研究報告No.221 特別課題シリーズ11より。 4年生総合的な学習の時間~3R美術館でエコを伝えよう~の実践から(本文より)学級全体で「子どもエコクラブ」に参加したことを契機に,子どもたちは,空き缶のポイ捨て問題やスーパーのレジ袋の有料化に目を向け,環境保護の実践活動を展開していく。自らの実践は,活動のよさを広めたいとの願いを強め,他者への発信活動を生み出していく。 そのプロセスの中で,子どもたちは「いかに伝えるか,どうすれば理解してもらえるか」について真剣に話し合い,工夫を凝らした発表会を仕立て上げていく。仲間とともに活動を創り上げ,その達成感,充実感を味わう子どもの姿が描かれている。