研究報告書を紹介しています。
公開日:2022年3月30日
小学校において新学習指導要領が全面実施となり英語が教科化された。そして令和3年度、全国の小・中学校の児童・生徒に端末が国より貸与され、GIGAスクール構想がスタートした。「端末を授業のどの場面で活用するか」「どのような効果があるのか」「英語の指導だけでも大変なのにさらにパソコンの指導など無理」など、多くの学校現場の先生方は不安を感じている。1人1台端末の活用は、英語・外国語活動学習初期段階の小学生のほうがより効果が期待できる。楽しく英語を学び、音声を中心とした英語を用いてのコミュニケーションを図る素地を育成するために、端末は画期的な学習道具である。小学校での1人1台端末の活用に焦点を当て、どのような効果が期待できるか、これまでの授業のどこが変わるかという観点から本研究テーマを設定した。(東研研究報告 No.342)
公開日:2021年4月14日
令和2年度より小学校において新学習指導要領が全面実施となり,令和3年度には中学校において新学習指導要領が全面実施となるが,中学校では小学校でどのように英語の授業が進められ,新入生が英語をどの程度身に付けているか,などを十分に把握しないまま授業を進めていることが多い。中学校の英語指導教員は,小学校での既習事項を踏まえたうえでの指導が必要である。研究テーマに基づき以下の3点を中心に本研究を進めていくことにした。(1)小学校での英語学習をどのようにして中学校へ効果的につなげていくか(2)中学校において小学校での既習事項をどのように定着・発展させるか(3)ICT機器を効果的に使った授業 小学校と中学校での日々の授業実践やICT機器の活用,授業を通しての児童・生徒の変容を中心に小学校2校,中学校2校の実践を紹介した。(東研研究報告 No.331)
公開日:2018年3月19日
若い先生方に読んでいただきたいと思って授業改善ヒント集を作成し続けてきたが,その第5集である。 第4集では「朝の会」や「帰りの会」といった一見授業に関わりのなさそうに見える内容やモジュール学習も取り上げた。第5集はさらに目次をカテゴリーで分け,小道徳,英語の事例も取り入れた。東研・特別課題シリーズ68(No.296)東京教育研究所
公開日:2017年3月14日
アクティブ・ラーニングは、平成27年の「論点整理」を基点として、学修者の能動的な学修を促す学習方法の視点から「主体的・対話的で深い学び」を実現する視点へと進化した。学びが能動的であるだけではなく、「深い学び」が実現しているかどうかという学びの質が問われるようになった。このことは、学びとは何かを考える上で極めて重要である。本誌で紹介した事例を参考に、今後の「主体的・対話的で深い学び」のモデル作成の手掛かりとなれば幸いである。(東研研究報告 No.286)