研究報告書を紹介しています。
公開日:2025年3月24日
特別研究報告の第一弾であった『「話す力」を育む実践プログラム』では、子供たちが自分の思いや意見を表す「イイタイコト」を話せるようになるために、「考える」「伝える」「見せる」という3 つのステップでプレゼンテーションを準備する手法や、「考える」過程をさらに「広げて- 深めて- 選ぶ」という段階に分けて育む重要性が強調されました。
第二弾となる本書は、その第一弾を踏まえ、母国語でのしっかりした思考を土台として、外国語でも表現力が花開くよう、子供たちを支援したいとの思いで編まれています。中学生がグローバル人材に必要なコミュニケーション力を伸ばす上で原動力となる「イイタイコト」が膨らむよう、主に英語教科書『NEW HORIZONEnglish Course』を題材に授業で活用できる実践例を紹介します。
公開日:2025年3月17日
本誌は,学習者用デジタル教科書の活用を中心としたICT活用に関する最新の情報についてまとめた情報誌です。2024年度より、タイトルを「GIGAスクール構想第2期に向けて」とし、構成も一部変更しました。
タイトル変更後第3号となる今号では、広瀬一弥先生(日本デジタル教科書学会 会長、亀岡市みらい教育リサーチセンター 指導主事)による巻頭言に続いて、教科書内デジタルコンテンツ等を活用した授業記録である「My Lesson Log」(小学校国語・小学校算数・小学校道徳・中学校英語・中学校書写・中学校技術)、プログラミング教育の今(小学校理科における実践紹介と、中学校技術における活用の提案)、生成AI活用の今(大阪市教委の取り組みと、大阪市立中学校における実践紹介)、リーディングDXスクール指定の学校紹介と、多彩な情報を掲載しています。
公開日:2024年11月25日
「話す力」は、人と人との関係性を築くうえでの鍵となるものです。日本人の大人にコミュニケーションの得意度を問うと、聞くことについては「自信がある」と答える人が多い一方で、人前で話すことが苦手と答える大人は7割に上ります。今、多くの日本人が仕事をするうえで苦労しているのが、この「話す力」なのです。
この冊子では、私たちアルバ・エデュが全国で提供してきた教員研修や「話す力」の授業の一端をご紹介します。また加えて、小中学校の現場で先生方が実践された事例もご案内します。先生方のご経験や試みが、「話す力」を身につける手助けとなる実例として、読者の皆様にとり貴重な指南となるのではないかと思います。
公開日:2021年4月14日
令和2年度より小学校において新学習指導要領が全面実施となり,令和3年度には中学校において新学習指導要領が全面実施となるが,中学校では小学校でどのように英語の授業が進められ,新入生が英語をどの程度身に付けているか,などを十分に把握しないまま授業を進めていることが多い。中学校の英語指導教員は,小学校での既習事項を踏まえたうえでの指導が必要である。研究テーマに基づき以下の3点を中心に本研究を進めていくことにした。(1)小学校での英語学習をどのようにして中学校へ効果的につなげていくか(2)中学校において小学校での既習事項をどのように定着・発展させるか(3)ICT機器を効果的に使った授業 小学校と中学校での日々の授業実践やICT機器の活用,授業を通しての児童・生徒の変容を中心に小学校2校,中学校2校の実践を紹介した。(東研研究報告 No.331)
公開日:2020年4月28日
本誌は,東京教育研究所 東北分室の教育情報誌で,地域の教育実践などをご紹介します。今回は,「中学校英語科『これからの英語はこう変わる』」というテーマで,文教大学教授の阿野幸一先生と宮城教育大学附属中学校の海野康太先生から寄稿していただきました。阿野幸一先生からは,小学校で教科としての英語の授業を受けてきた子供たちを,今後,中学校ではどのように迎え入れ,小学校からのバトンをつないでいったらいいか,という視点で述べていただきました。そして,海野康太先生からは,新学習指導要領(中学校外国語)の話す技能の中の,特に[発表]についての実践を紹介していただきました。