研究報告書を紹介しています。
公開日:2024年1月29日
「若い教師のための学級づくりヒント集」の第Ⅵ集である。第Ⅵ集は二部構成となっている。「この授業への私の願い」では、授業に対する各先生のこだわりや思いを掲載した。「授業のアイディア~私は教科指導にこう取り組む~」では、執筆者の専門(得意とする教科・領域)から、授業実践でのアイディアを取り上げ、授業力を高めるヒントとした。小学校編では国語、社会、算数、体育、中学校編では社会、理科、音楽、保健体育を事例として取り上げた。第Ⅴ集から各教科における授業づくりへと発展した第Ⅵ集が、現職の先生方やこれから教師を目指す人たちへのヒントになることを願っている。 (東研研究報告 No.358)
公開日:2023年3月6日
「若い教師のための学級づくりヒント集」の第Ⅴ集である。第Ⅳ集では7月から10 月までの学級づくりのヒントを取り上げたが、第Ⅴ集では 11 月から2月までのヒントを取り上げた。第Ⅲ集から第Ⅴ集で1年間の月別ヒントを取り上げたことになる。また、第Ⅴ集の特集は「私のグッとエピソード」とした。教師のすばらしさを特集としており、若い教師とベテラン教師による「教師になってよかったこと」「教師を続けてよかったこと」についてのエピソードを掲載している。教師の皆さんへのエールに、これから教師を目指す人たちへのメッセージになることを願っている。(東研研究報告 No.346)
公開日:2022年3月29日
本委員会では「子供自らが道徳的価値に気付き、子供自らが道徳的価値についての理解を深め、本委員会では、2017年度から「小中一貫教育の現状と課題」を研究テーマに掲げ、先進校の実践を調査研究し、主に特色ある教育課程の編成や小中一貫校の学校運営について研究を進め5年目である。今年度は、昨年度の全国の義務教育学校108校にアンケート調査した結果をもとに、各義務教育学校の抱える課題等について議論した。令和4年度から小学校の高学年に教科担任制を導入する文科省方針を踏まえ、先行的に教科担任制を進めている小中一貫教育校を調査し、効果的な教科担任制の導入等について研究を進めた。5校の実践事例を取り上げている。(東研研究報告 No.341)
公開日:2022年3月25日
2020年より、小・中・高等学校においてキャリア・パスポートの活用が始まっている。それ以前にも、キャリア教育に関連した活動の記録を保管したり、自己評価したりするポートフォリオは活用されてきたと考えられる。キャリア・パスポートの活用が学習指導要領において求められるなかで、その形式や活用方法等については、さらに開発が必要な状況にある。本研究報告書は、上記の主題の下、大学教員1名による東書Eネット会員を対象としたキャリア・パスポートに関わる量的調査と分析、小学校長3名、中学校長2名による、それぞれの学校での実践をベースにしたキャリア・パスポートの開発や活用等から構成されている。とりわけ、通常の学級や特別支援学級に在籍する特別な支援を必要とする児童・生徒にとって効果的なキャリア・パスポートについて、小・中学校それぞれ取り上げていることが特徴である。(東研研究報告 No.339)
公開日:2022年3月22日
今も学級づくりで悩む教師が増えている。教師への希望者が減っている現実と結び付けて、行政もこの問題にさまざまな取り組みを始めている。第Ⅳ集は第Ⅲ集を受けて7月から10月までの学級づくりを取り上げる。特集として8月の夏休みの間の教師の過ごし方を「8月どうしてる?」として取り上げた。充実した8月になっているだろうか。それぞれの8月を皆さんも考えてほしいと願っての特集である。(東研研究報告 No.336)
公開日:2021年3月29日
新型コロナウイルスの感染拡大により,この危機を乗り越えようと各学校では,感染防止の観点から教職員が一丸となって対応してきた。管理職のリーダーシップによる危機管理対応と子供たちへの安心・安全な学校環境づくりの重要性が今も強く求められている。併せて新型コロナウイルス対策で外出自粛が求められ,家庭内での児童虐待の増加も懸念されている。その他,コロナ禍でのいじめや不登校,インターネット・スマホに関わる問題等についても重要課題になっている。子供の生命と安全を守ることは,学校の最大の使命であり,責務である。本研究委員会では,本年度の研究テーマを「コロナ禍での学校の危機管理対応と安全教育の充実」と設定し,メンバーが心を一つにして研究を推進することにした。(東研研究報告 No. 329)
公開日:2021年3月12日
本研究テーマ設定の背景には,学校管理職を目指す教員の減少という問題がある。学校は,子供たちの心身の発達に応じて,体系的な教育を組織的に進めていくことを使命としている。学習指導要領が改訂され,各学校では,アクティブ・ラーニングの視点からの授業改善を進め,子供たち一人一人に資質・能力を育む教育活動を推進している。管理職を目指す教員の減少という問題は,学校組織を支える教職員や関係者とともに,組織的・協働的に教育活動を推進し,これからの学校教育を創造するリーダーが不足することを意味する。では,いかにして管理職を目指す教員を育成していくか,それが本研究の課題である。5名の研究委員が1章ずつを担当し,管理職候補者育成の現状や取組について,様々な視点から執筆することとした。(東研研究報告 No.327)
公開日:2021年2月24日
学習指導要領の実施を迎えた小学校では,その趣旨を生かし,授業改善や学校経営の充実に力を入れて取り組んでいる学校が多くある。中学校でも移行の最終年としてその準備に忙しいことだろう。しかし,学校を構成する基本単位である「学級」づくりがおろそかになってしまっては問題である。子供の学力を伸ばし,学校としての力を高めていく土台である「学級経営力」,つまり「学級」づくりの向上の手立ては今まさに必要なことである。『若い教師のための学級づくりヒント集Ⅲ』は,月ごとの学級経営を取り上げている。現場で働く教員は毎月どのようなことを計画し,どう取り組んでいるかをそれぞれの教師の目で記述している。年間を三つに分けて,本報告書は3月から6月までを取り上げた。なぜ4月からではなく,3月からの学級づくりかは,ぜひ読んで考えていただきたい。18項目の小・中学校の事例と5本のコラムから本報告書は構成されている。(東研研究報告 No.325)
公開日:2020年3月17日
これまでの学級経営は,行事と授業の組み立てを考えていけば,ある程度学級は成立してきた。行事のなかで,子供たちの指導を担うことが授業へとつながっているとも言えたのである。今日の学校における子供の問題はそうはいかない。地域性や生活格差が広がっている。子供の心を開き,関係性を育てること,いわゆる学級づくりを大切にしていかなければ授業は成立しないのである。若い教師が教育に明るい未来を描き,子供たちと共に生き生きできるかどうかで教育の未来は変わっていく。悩み,苦しみ,もがき,失敗しながら歩いてきた教師の実践から,自分なりの学級づくりを進めて欲しいと願っている。『若い教師のための学級づくりヒント集Ⅱ』は,現場の疑問や質問に,教師がどう向き合い,どう取り組んでいるかの視点で取り上げた。若い教師に限らず,一度は悩んだことのあるテーマで,小学校9編,中学校10編を問題提起と回答の形で構成している。(東研研究報告 No.317)
公開日:2019年3月19日
ここ数年,学校現場は新旧交代の波で若い教師たちが大幅に増え,「落ち着きのない学級」「まとまりのない学級」が増え,指導に行き詰まる姿が多く見られる。小学校編8項目,中学校編9項目のヒントを取り上げた。また退職者(元校長)が執筆したコラム「学校の泉」を6項目設け,元校長が関わったクラスの子どもたちの様子を掲載した。このコラムを若手教師が読んで温かさを感じ元気を出してくれれば幸甚である。(東研研究報告 No.306)