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ふとうこうとくれいこう
不登校特例校とは、「不登校児童生徒等を対象とする特別の教育課程を編成して教育を実施する学校」であり、文部科学大臣が指定する。構造改革特別区域法(平成14年)によって設置が可能になった。平成28年に成立した「義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律」によって、不登校児童生徒に対する支援のさらなる充実が求められた。文部科学省は、全国の自治体に不登校特例校の設置を促している。
特例校では、年間の総授業時間数を750時間程度に軽減し、朝の時間や放課後のゆとりを考えて、午前2時間・午後2時間程度の授業時間を想定している。また、体験型学習を重視したり、コミュニケーション能力の向上を図る授業を取り入れたりしている。また、習熟度別クラスを編成したり、学年の枠を越えたクラス編成をしたりするなど、特色ある教育を行っている。令和4年現在、公立学校12校、私立学校9校の計21校が設置されている。