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東京教育研究所の概要

所長からのご挨拶

研究報告書:小学校・中学校ごとに、各教科等の研究報告書を紹介しています。 研究報告書:小学校 研究報告書:中学校

所長からのご挨拶

未来をリードする教育の創造

  • 研究の目的
  • 研究所の役割
  • 研究の方向

東京教育研究所所長 谷川彰英
東京教育研究所所長 谷川彰英


研究の目的

教育という営みは次世代を創るというところに本質があります。それは人類が発生して以来、変わらない事実です。社会の変化のつけを負わされるのではなく、教育が次の世代の社会、言い換えれば「未来」を創っていく機能を持っていると言うことができます。教師は、その貴重な役割を負っているのです。

「未来をリードする教育の創造」というテーマには、このような思いが込められています。ところが、残念なことに、1990年頃からは、むしろ社会の動きの後追いになっているように思えてなりません。それは、どうやら日本の社会があらゆる面で閉塞状況に追い込まれてきた経緯と重なってきます。

私たち教育に携わる者は、いま一度、原点に立って、教育の本質を見直し、教師の仕事への誇りを取り戻すことが必要です。

研究所の役割

東京教育研究所の役割は全国の先生方に適切な情報を提供し、教育活動を支援することです。現在、新しい学習指導要領のもとに教育課程が実施に移されていますが、学校をめぐる課題は、なお多く残されています。その一つが、教員としての資質をどのようにアップしていくかという課題です。教員免許状更新講習が今後どのようになるかはわかりませんが、教員の資質を上げることに反対する人はいません。

私ども東京教育研究所は長い歴史を持っていますが、これまで以上に全国の教育界に向けて発信していく必要があります。

私個人は長く教育学研究に携わってきましたが、その経験から言えば、研究というものは、とかく「独りよがり」になりやすいものです。ついつい「自分のため」に行われてしまうものです。しかし、私たちの目指す研究とは、日本の学校をよりよく改善するにはどうしたらよいか、子どもたちの豊かな未来を創るにはどうしたらよいかなど、現在の教育の事態をしっかり見据えて行われる必要があります。

研究所の方向

このような意識のもとに、現在は次の三つの部会に分かれて研究を進めています。

学校経営部会

この部会では、学校経営について多くの成果を残し、とりわけ「現代学校経営シリーズ」は全国的に高い評価をいただいています。同シリーズの研究冊子は、国立国会図書館より「国立国会図書館法(昭和23年法律第5号)に基づき、文化財の蓄積及びその利用に資することを目的とし、同法に定められた納本制度に基づいて国内刊行出版物の収集」の要請を受け、寄贈させていただています。また、年に3回(4月、9月、1月)発行の「東研情報 小・中学校 学校経営」なども学校経営の課題に即したテーマを取り上げ、経営に資する実践事例などを紹介しています。


教員研修部会

この部会では、小学校・中学校の教員研修に関わる教育課題を取り上げ、その成果を研究冊子にまとめて年度末に発行しています。教科の学習指導・授業改善における課題や学級の運営に関わる諸課題に資するテーマを設定して教育実践の場に密着した研究を行い、成果を上げています。


研究開発部会

この部会では、新しい教育課題を先進的に取り上げて研究を行い、その成果を研究冊子にまとめて年度末に発行しています。そのときどきの教育界の動向と各小学校・中学校が対応しなければならない課題、新教育課程への対応やカリキュラム開発など、取り上げる課題の範囲は多岐にわたりますが、将来に向けた新しい教育に資する研究を行い、成果を上げています。


各部会がより体系的な組織で研究を進めていく必要があると考えられますが、引き続きご支援を賜りますようお願い申し上げます。